犬と暮らすのに適した間取りのアイデアには、以下のようなものがあります。
一つ目は、「玄関の土間を広く取る」。
犬と暮らす家なら、玄関の土間を広く取ったほうがよいでしょう。
土間は土などに強いので、ペットキャリー・ペットカート・散歩用のリードなどを収納する場所としても適しています。
シューズクロークのように、前もって棚板を置いてある空間があると、より便利になります。
また、ペットシンクを土間に置いておけば、散歩から帰ってきた犬の足をすぐ洗ってあげることができます。
土間はヒンヤリしており、ドアの近くなので留守番もしやすい場所です。
そこをゆとりのある空間にしておけば、犬も心地よく留守番をすることができます。
二つ目は、「土間リビング」。
土間リビングは、庭などからの延長と言えるもので、室内に屋外のようなスペースを作れる間取りのことです。
土間仕上げの床は、土などを落とすのが容易であり、犬の世話をしやすいという利点があります。
滑りにくい素材でできているので、犬を遊ばせても安心です。
三つ目は、「犬専用スペース」。
家の中に、犬が落ち着ける隠れ家のようなスペースを設けるのもよいでしょう。
階段下や中二階などを使うことで、飼い主たちの気配を感じつつ、適度な距離感を保つことができます。
四つ目は、「ドッグラン」。
庭を自由自在に走り回るドッグランは、犬の運動やストレス解消には非常に効果的です。
庭にドッグランを作る場合、地面には天然芝などを敷きましょう。
また、家から逃げ出してしまわないように、周囲を策で囲っておいたほうがよいでしょう。
リビングが床に面している造りなら、リビングと庭を掃き出し窓でつなぎ、リビングから円滑に出られるようにしておくのがおすすめです。
リビングと庭の間にウッドデッキなどを置いて段差を減らしておけば、犬が自力でドッグランに降りやすくなります。
五つ目は、「中庭」。
周囲を壁で囲って中庭を作ると、犬が落ち着ける空間が完成します。
敷地面積の問題で広い庭が作れなくても、中庭があれば日差しなどを感じさせてあげることができます。”