我が家のミックス中型犬は、保護犬として里親になった半年後に腎臓に持病を持っていることがわかり、普段外見的には解らないのですが、調子が悪くなると主治医である獣医さんに見てらっていました。昨日までは元気に飛び跳ねて遊んでいたかと思うと、突如として、ぐったりして元気が無くなったり、何となく辛そうになったりと、心配事が多くなっていきました。
何しろ、保護犬だったので正確な年齢が解りません。獣医さんにもはっきりとしたことは言えないが、もう、若くはないかもしれない、とのことでした。何度か、獣医さんに通う中、散歩中に急に立ち止まってしまったりと、今までにない行動がみられるようになり、検査して頂くと、心臓にも疾患があることが判明しました。少しでも、寿命を延ばしてもらおうとお願いしましたが、年齢のこともあり、無理やり、過度な治療や投薬は、かえって辛くしてしまう場合があるとのことでしたので、出来る範囲で、通院しておりました。
大きく回復することは有りませんでしたが、徐々に弱っていく様子は、流石に、見ていて可哀そうになりました。最期は、文字通り最後の力を振り絞るようにして、お世話になったご近所の家々を挨拶するように廻って、帰ってきてから力尽きて、逝ってしまいました。本当に、動物と言えども、義理堅い、人間以上に優しい存在であることが良く判りました。
今は、人間同様に、獣医学も発達し、以前よりペットの寿命を延ばせる治療や薬が多くあるようですが、本当にそのペットにとって何が必要な施術なのかは、面倒を見る飼い主としてとても重要ばことだと思いました。いたずらに、治療漬けにして、辛い思いを長引かせることも場合によってはあるかもしれません。ここでも、目には見えない飼い主とペットとの信頼感関係が大切であるような気がします。口をきくことは出来ませんが、何を思い、こちらのことをどれだけ理解してくれているか、分かり合える間柄であれば、きっと感謝してくれていると信じています。