我が家の愛犬は室内を走り回るので、時折家具や家電にぶつかることがあります。犬を飼う前は間取りに不満はなく、狭いと感じることは皆無でしたが、犬を飼い始めてから急に部屋が狭いと感じるようになりました。その理由は愛犬のフードや水、おもちゃなどが増えてしまい、生活動線が悪くなったためです。ペット用のインテリアが増えたことで、室内がごちゃごちゃするようになり、結果的に狭くなってしまったのです。そうした状態で愛犬が走り回ると、モノにぶっかったり、つまずいておもらしをしてしまったり、いろいろとトラブルが起こりました。
そこで愛犬と人間が暮らしやすい空間にするために、間取りを極力シンプルに調整することに。具体的には不用品をすべて処分し、断捨離生活を徹底しました。部屋の面積自体を広くすることは不可能でしたから、広くするにはモノを減らすしかないと考えたわけです。いらないものを処分・売却すると部屋は一気に広くなり、人間の生活動線に加えてペット動線も劇的によくなりました。室内を移動するときの線がシンプルになると、人同士の接触が減りました。さらに愛犬が転ぶことが少なくなり、安心して遊んでいる場面を眺めることができるように。ただ寒い季節を迎えると、愛犬のためのベッドやカーペットなどが必要になり、再び部屋が狭くなってしまいました。
そこで今度は寝室のベッドを布団に変更することに。ベッドは非常に多くのスペースを消費しますし、そのつど片付けることができません。そこでベッドを処分して布団に変更したところ、部屋が大幅に広くなりました。布団のほうがベッドより低いので、視覚的な効果も相まって部屋は一気に広々とし、開放感あふれる空間になりました。布団の場合はそのつど押し入れにしまうので、布団を片付けたあとはスペースに余裕ができます。結論として不要なものは捨てつつ、生活動線の改善を試みることが愛犬と快適に生活するコツだと認識しました。ちょっとした工夫をするだけで、ペットを飼っても狭さを感じることなく暮らせますよ。